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豊中市役所の近く、国道176号線沿いに構える焼鳥屋『にしき亭』。 カウンター5席にテーブル4席×3卓という、こじんまりとした店でありながら、二重扉を取り入れている。 薄茶色の壁やそれより少し濃いテーブルに、お抹茶色のシート、それに照明は球型の行灯という純和風。店は人見知り気味の大将と気の付く奥さんの二人が切り盛りしている。 メニューに目を通して気になったのは酒。和の雰囲気でありながらワインが多く15種以上もある。その反面、焼酎は、いいちこ・神の河・黒白波・富乃宝山の4種だけ。さらに日本酒は冷酒が数種あるだけで地酒は全く置いていない。といった具合でかなり偏りがあるように感じた。 メニュー冒頭の能書きを拝見。 ・鶏は大山鶏 ・炭は備長炭 ・味付けは伊豆大島の海塩と12種のスパイス ・薬味は一休堂の京山椒・京七味 タレを使わず塩焼きのみのスタイルだけに期待値は上がる。 ●ささみのたたき ささみ1本をサッと炙り、外側2~3ミリだけ火が通っている。ポン酢は味の線が太く、酸味も尖らずマイルドな印象。 ●くび・きも・もも(串焼き1本105円~) ポーションは小さめ。火をしっかり通してあるが、ワタシは中をレアに仕上げている方が好ましく思う。 ●アボカトとアスパラのサラダ アボカド・アスパラガス・トマトにゴマドレッシング。味付けは濃すぎず薄すぎずで丁度良い。 ●つくね かなりスパイスを混ぜ入れているであろう濃い茶色の見た目、それにしっかりと付いた焦げ目が印象的。 でも味は素晴らしい。スパイスの効かせ方はやや強めだが、この上ないぐらい鶏の旨さが存分に引き出されている。食べ終わってもしばらくナツメグの香りが持続し、脂っ濃さや臭みは全く残らない。 これはつくねと言うよりもシシカバブに近い。そう、インドよりもずっと西のトルコ近辺のシシカバブを彷彿とさせる味わいである。好き嫌いの分かれやすい味かもしれないが、ワタシと相方の好みにはピタリとハマり、2本ずつおかわりした。 ●合鴨と葱の網焼きバルサミコソース お洒落な白皿に創作イタリアンさながらの盛り付けを施された一品。バルサミコソースからはバターのようなまろやかな味も感じられ、合鴨の野趣溢れる旨味を見事に膨らませ、コクのある美味しさを醸し出している。 ●手羽先の漬け揚げ 醤油に漬け込んでいる時間が短かいからか、醤油味は表の皮1枚分についているだけで、中身はあっさりとしている。醤油が染み込みにくいコラーゲン・脂分の多い部位だけに、もう少し漬け込みに時間を掛けてある方がワタシの好みに合いそうだ。 ●ポテトフライ ファストフードのそれを想像していたら意表をつかれた。そう、これは自家製ポテトチップスだ。 化学調味料由来と思しき味わいも感じられたが、カリッとした薄い物や分厚い物もあったりと厚さがバラバラなために、いろいろと食感の変化が楽しめる。 ●特製鶏スープ これまた変化球を投げられた。 白湯か清湯を想像していたら、どちらでもない、オニオンチキンスープの登場だ。炒め玉葱の甘みと揚げ玉葱の香ばしさが鶏のクセを押さえ込みつつ、より美味しい味わいへと誘う。これは正に、あちら側の料理。 ●ウーロン茶2杯(1杯×2名) ●シャルドネ・サンタヘレナ(ハーフ) ●黒白波ロック(Y) ●チューハイ倶楽部レモン(Y) ● 〃 ライム(相方) かなり個性的な焼鳥屋である。串焼き3種からは飛び抜けた美味しさは感じないが、とにかくつくねは素晴らしい。それに合鴨を使った創作料理とスープもかなり良かった。他にも西欧料理が多く、ワインも充実している辺りを考えたらば、大将はイタリアンかフレンチ出身ではないだろうか、と思えてならない。忙しくされていたから、それは次の機会に聞いてみたい。 美味しい変化球をごちそうさま。 【住所】 豊中市中桜塚2-23-5加藤ビル1F 【電話】 06-6840-2317 【営業時間】 17:00~25:00(L.O.24:15) 【定休日】水曜日 【予算】3000円前後 【地図】 ココ 【HP】 【オススメ度】★★★☆ ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
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