明石の名店にて25年の修業を終え三宮に店を構えて十余年、天野店主が握る鮨は食べれば心が温まる。
明石の穴子は柔らかく煮て万年地を合わせ、鮪は醤油に漬けて旨みを膨らませ、 イカはスダチと塩で際立て、カワハギにはキモをのせてコクを増す。 ひと手間加えたネタを受け止めるシャリが酢が程々で実に美味しい。一粒一粒にはりが有り、ほろり解れるのだ。
物腰の柔らかい店主に、どんなことを思いながら寿司を握っておられるか聞いてみると、「何も考えてない」と返ってくる。が、いろいろお話しているうちに、コースでもお仕着せではなく食べ手の好みをしっかり聞き出して寿司を出していることがわかる。なるほど、無意識のうちにお客のことを想い握っておられるようだ。こちらの鮨を食べた多くの人がそれを感じているに違いない。
明石 渾 鮨にて取材・撮影
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